
・会社から応用課程試験と大学課程試験を受けろと言われたけど取らないといけないのかな?
・応用課程試験と大学課程試験は取ったけど役に立ったことがない…
・そもそも応用課程試験と大学課程試験はあまり聞かないけど、どんな資格なのかな?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で解説する「保険営業で稼ぐにあたっては応用課程試験と大学課程試験はいらない理由」を読んでいただければ、無理して時間とお金をかけて資格を取る必要がなくなります。
実際に、私自身が応用課程試験と大学課程試験の資格を持っていません。
それでも月収100万円以上を毎月稼いでいるので根拠の1つになるはずです!



私の実績は以下のとおりです。
詳しくはプロフィールを参照していください。
- 現役の保険営業マンで業界歴8年
- 平均月収は100万円
- 毎年の年間契約人数は500人以上
応用課程試験と大学課程試験の受講を悩んでいる人にとって、この記事がきっと役に立つはずです。
すぐに内容を知りたい方は、以下の「リンク先」からどうぞ。
そもそも応用課程試験と大学課程試験とは?


応用課程試験と大学課程試験は保険業界でも上位1位と2位になるほど合格難易度が高い試験です。
ここでは以下の順番で応用課程試験と大学課程試験とはどんな資格なのかを詳しく解説します。
- 応用課程試験とは
- 大学課程試験とは
さっそく見てみましょう。
①応用課程試験とは
応用課程試験は、一般課程試験と専門課程試験を合格した人が受験できる試験です。
これまでの試験と違い、求めれる知識が高くなり計算問題が多くなります。
応用課程試験の特徴としては以下になります。
- 合格点は?
-
100点満点中70点以上で合格
合格するとSLC(シニアライフコンサルタント)の称号が授与されます。
- どれくらいの頻度で受講可能?
-
専門課程試験と同様に年間3回まで受講可能です。
- 試験内容はどんな感じ?
-
7割が選択問題で3割が計算問題になっています。
- 試験対策は?
-
会社から支給されたテキストと問題集を使って反復勉強しましょう。
出題傾向としては毎回類似しているので過去問題を繰り返して試験内容に慣れると簡単です。
②大学課程試験とは
大学課程試験とは、応用課程試験の合格者を対象とした試験となっており、保険業界共通試験としてはもっとも難しいです。
難しい理由としては試験内容が6科目に分かれており、全科目に合格する必要があります。
しかも、専門課程試験よりも高度な知識を求めれるので大変です。
大学課程試験の特徴としては以下があります。
- 合格点は?
-
100点満点中60点以上で合格
6科目すべてに合格するとTLC(トータルライフコンサルタント)の称号が授与されますj。
- どれくらいの頻度で受講可能?
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例年の傾向としては、1~2月、5~6月、9~10月、に2科目ずつ受講可能です。
- 試験内容はどんな感じ?
-
これまで受けてきた「一般課程試験」「専門課程試験」「変額保険販売資格試験」「応用課程試験」の知識がベースになります。
テキストの内容を知っているかどうかなので、暗記がすべての試験です。
- 試験対策は?
-
テキストは読まずに「ワークブック」と「過去問」を中心に学習するのがおすすめです。
理由としては、大学課程試験は6科目もあって一度に2科目を受験するのでいかに問題の型を覚えるかが大事になります。
型を覚えることで試験問題に悩むことなく、スムーズに問題を解けるようになります。
応用課程試験と大学課程試験が不要な4つの理由


応用課程試験と大学課程試験は合格難易度が高いのですが、不要な理由が4つもあります。
不要理由としては以下になります。
- 取らなくても稼げる
- FP3級と簿記3級を取得したほうが役立つ
- 合格難易度が高いのに転職で役に立たない
- この資格があることで稼げている人を見たことがない
1つずつ解説していきますね!
①取らなくても稼げる
保険営業で稼ぐのであれば資格は必要最低限で十分です。
金融職なので業界知識があるのは大前提ですが、資格を取るのがゴールになってしまい取って満足しては意味ないですよね。



私自身は応用課程と大学課程を取っていませんが月収100万円以上を稼いでいます。
②FP3級と簿記3級を取得したほうが役立つ
大学課程試験に合格すると生命保険協会からTLC(トータルライフコンサルタント)の称号を授与されます。
TLCよりも多くの人に認知されているFP3級と簿記3級の資格を取得したほうが役立ちます。
FP3級と簿記3級のほうが役立つ理由としては以下があります。
- FP3級や簿記3級に受かったら、それぞれの2級を受験しやすくなる
- 一度取ったら有効期限がない
- 大学課程試験よりもFPや簿記のほうが信用されやすい
- FPや簿記のほうが実用的なことが学べる



このように応用課程試験と大学課程試験を受けるよりも、FPや簿記を受けたほうがメリットだらけです。
③合格難易度が高いのに転職で役に立たない
FPや簿記だったら転職にも有利ですが、応用課程試験や大学課程試験は保険業界専用の資格なので金融業界以外への転職ではまったく役に立ちません。
とくに大学課程試験においては6科目もあって、合格するのに1年はかかります。
さらに最悪なのが保険業界を退職した場合です。
保険業界の資格には有効期限が存在しています。
資格有効期限は以下のとおりです。
- 応用課程と大学課程の有効期限
- 保険業界を退職後に2年で失効となります。
転職では役に立たず、保険業界を退職したら2年で失効となります。



知れば知るほど応用課程と大学課程の必要性がないですね。
④この資格があることで稼げている人を見たことがない
保険営業を8年していて「応用課程と大学課程の資格があるから年収1000万円を超えてます!」という人を一度も見たことがありません。
そりゃそうですよね、資格だけあっても肝心の営業力がなければ意味ないですもんね。
もし勤務先の上司から応用課程試験と大学課程試験を受けろと言われてたら、以下のように言ってください。
「弊社の従業員〇〇人のなかで応用課程試験と大学課程試験に合格したことで年収500万円を超えている人は何人いますか?」
間違いなく100人中1人くらいです。



無駄な資格取得にこだわらずに営業力やマーケティング力を磨く研修をしましょう。
FPと簿記の資格を取ったほうが顧客に価値提供しやすくなる


応用課程試験と大学課程試験はあくまで保険に特化しているものです。
「保険営業なんだから保険に特化するのは当たり前だろう!」と思われますが、保険しか話せない保険営業が9割以上です。
実際に会社で研修をしても研修内容は自社商品の研修、保険の必要性についての研修ばかり。
もし以下のような2パターンの営業がいたらどちらから保険に加入したいと思いますか?
- 保険しか話せない営業
- FPや簿記の知識がある営業
どれくらい違いがあるか見ていきましょう。
①保険しか話せない営業



はじめまして〇〇生命です。
本日はAさんにぴったりの個人年金保険のご案内にきました。



年金かあ~
自分で国民年金・厚生年金・確定拠出年金をしているけど、〇〇生命で個人年金をやるとどんなメリットがあるのかな?



メリット!?
うーん…
老後に向けて自分年金始めましょうとしか言えないし…
しかも確定拠出年金も言葉しか分からない…
このような感じで保険しか話せない営業は自社商品のことしか話せません。
ひどいと自社商品のことも詳しくない人もかなり多いです。
②FPや簿記の知識がある営業



はじめまして〇〇生命です。
本日はAさんに年金のお話をしにお伺いさせていただきました。



年金かあ~
自分で国民年金・厚生年金・確定拠出年金をしているけど、ほかに良いものはあるんですか?



確定拠出年金をされているのはさすがですね!
ちなみにですが、Aさんのされている確定拠出年金はご自分でされてますか?
それとも勤務先の会社でされてますか?



会社でやってるよ!
たしか企業型確定拠出年金とか言ってたかな。



なるほど!
ちなみにAさんはどんなファンドを選択していますか?
企業型確定拠出年金は会社と従業員が折半で加入できるメリットがあるのですが、その反面で手数料が高かったり運用成績の悪いぼったくりファンドが多くあるので…



ファンド?
上司から好きなやつに適当に〇しといてねとしか言われてないや…
詳しく教えてください!
このようにFPや簿記資格がある保険営業であれば、いきなり保険の話はしません。
あくまで顧客の問題解決をすることが目的であって、必要であれば保険の案内をします。
もし保険の契約が取れても、お金のことに詳しい人という印象を持ってもらえるので口コミが広がって紹介が出やすくなります。
まとめ:応用課程試験と大学課程試験を受けるくらいならFPと簿記の資格を取ろう


応用課程と大学課程は保険会社を退職してから2年で失効します。
しかし、FPや簿記は期限切れがありません。
資格の有効期限や学べる広さに関してもFPや簿記を取ったほうが得なことが分かります。
最後にこの記事を以下にまとめます。
- 応用課程と大学課程がなくても保険営業で稼げる
- FPや簿記で学んだことを顧客にアドバイスしたほうが紹介が出やすい
- 応用課程と大学課程に費やした時間が対価とまったく合わない
とにかく応用課程試験と大学課程試験は受ける必要がまったくないことが明確になりました。
無駄な資格に時間を取られないようにしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。